【中小零細企業経営者様必見】1000社以上の企業を見た人が教える、セキュリティ対策が必要な理由と対策方法!
この記事では、「インターネットのセキュリティ対策が必要な理由」とあわせて、その対策方法を解説します。
セキュリティ対策が必要になった背景
近年、インターネットの利用人口は日々拡大しており、現在では様々な用途に利用されていますが、これに伴いインターネットに関する犯罪の被害やトラブルも右肩あがりに増加しています。
パソコンやスマートフォンをインターネットに接続すると、世界中の様々なホームページを閲覧できたり、今まで会ったこともない人と簡単に情報交換(メール、チャット等)をすることができます。
このことは、大変便利で楽しくある一方、簡単に悪意のある第三者とも繋がってしまい、迷惑情報や不正プログラムを貰ってしまったり、大切なあなたの情報が盗まれたりする危険性も含んでいます。
そしてネットワークの向こうにいる相手は、素性がとてもつかみにくいため、被害や詐欺行為を受けやすいのもです。
他にも悪意のある第三者による「攻撃」と呼ばれるもので、ソフトウェアの弱点を突いて不正な動作をおこさせるものや、利用者の警戒の甘さにつけ込んで情報を盗んで悪用したりするものもあります。
これらを予防するためには、正しい知識と常にこの危険を忘れずにセキュリティ対策を講じておく必要があります。
理由1|インターネットは危険がいっぱい!
インターネットは匿名性も高く、悪意を持った第三者が悪事のためだけに利用していることもあります。
その一例として、個人情報の漏洩や、金銭を騙し取られる可能性などが考えられます。さらにSNS(Twitter、Instagramなど)などを利用している場合は、アカウントの乗っ取り被害や不正アクセスなどの危険も考えられます。
他にも、メールなどから情報を搾取するためのWebサイトへ誘導するフィッシングやウイルス・マルウェア感染など、インターネット上の危険は多種多様です(マルウェアとは、ユーザーが使用するデバイスに不利益をもたらす悪意あるコードやソフトウェアの総称)。
また、コロナ過により働き方改革の一環として、テレワークを導入する企業も増加傾向にあります。その際、セキュリティ対策が万全ではないと、外部からの攻撃による機密情報の漏洩や使用しているパスワードなどが流出してしまう恐れもあります。
誰がいつ被害者になってもおかしくないため、インターネットを楽しむうえでセキュリティ対策は欠かせません。
理由2|自分が加害者になってしまう可能性も!
さらに恐ろしいところは自身が被害者になってしまうだけでなく、知らないうちに加害者になってしまう可能性がある点です。
例えば、不正アクセスによって自身のパソコンが操作され、他者に対しての攻撃に利用されてしまったり、自身のメールアドレスからフィッシングメールやスパムメールを送信されたりする可能性が考えられます。
そして被害に遭い自身が持つ情報を悪用されてしまうと、友人や知人、家族、職場先等にも影響と危険が及ぶことが考えられます。
このように、自分だけでなく周りの人たちを守るためにも、セキュリティ対策は不可欠なのです。
ここからは多くの危険が潜むインターネットを快適に利用するために、具体的なセキュリティ対策方法を紹介します。いずれか一つを対応するのではなく、すべての対策をまんべんなく対処することが重要です。
対策1|セキュリティ対策ソフトの導入
インターネット上の脅威に対抗するためには、セキュリティ対策ソフトを導入することがとても効果的です。なぜなら、セキュリティ対策ソフトはウイルスだけでなく、あらゆる脅威に対して有効だからです。
Windowsを利用している場合には、無料でWindows Defenderが利用できますが、インターネット上のあらゆる脅威に対抗するためには、ウイルスバスターやノートンなどの有料セキュリティ対策ソフトを導入することをおすすめします。
これにより、迷惑メール対策やフィッシング対策、不審Webサイトへのアクセスブロックなどが実現でき、全体的なセキュリティ対策が行なえるからです。
対策2|OSやソフトウェアを更新
古いOSやソフトウェア使っていると、最新版より脆弱性があり、ウィルスに感染するリスクがあります。
OSやソフトウェアは一度購入するとセキュリティのアップデートなどが無料で行えるものが多くあり、更新が頻繁に入るのでできる限り最新の状態を保つようにしてください。
対策3|徹底したパスワード管理、二段階認証の利用
Webサービスで利用するパスワードは、不正アクセスを防ぐためにしっかりと管理する必要があります。
簡単なパスワードは突破されやすいため、パスワードを設定する際には次の要素を満たすようなパスワードの設定をおすすめします。
- 意味を持たない文字列
- 8文字以上
- 英字、数字、記号を織り交ぜる
- 大文字、小文字を織り交ぜる
- 生年月日の数字
- 電話番号の数字
- 予測されやすい単語やつづり
例えば、“0123password”のようなパスワードは推測が容易で、突破されやすいパスワードです。上記の要件を満たすように“t7Ky2m-oS8”のようなパスワードを設定するとよいでしょう。
但し、パスワードは使い回さないことが重要です。仮にどこかでパスワードが知られてしまうと、芋づる式にその他のWebサイトやサービスで不正アクセスされてしまう可能性があるからです。
加えて、最近では二段階認証を利用できるサービスが多いため、積極的に利用してみてください。
二段階認証はパスワードなどの認証に加えて、スマートフォンなどによる2つ目の認証を組み合わせたものです。二段階認証はパスワードのみよりもセキュリティ強度が高く、不正アクセス対策としては非常に有効です
対策4|不審なサイト・メールにアクセスしない
不審なWebサイトにアクセスしたことが原因で、ウイルスやマルウェアに感染したり、情報を抜き取られたりするケースが多く見られます。そのため、不審なWebサイトにはアクセスしないことが防止策として有効です。
その他にも、見覚えのない宛先から送られてくるメール内のURLには不用意にアクセスしないことも重要です。興味を引く文言で不審なWebサイトへ誘導するフィッシングの可能性があるからです。
対策5|UTMの導入
コンピュータウイルスやハッキングなどの脅威から、コンピューターネットワークを効率的かつ包括的に保護する管理手法のことを、「UTM」といいます。
UTMとは「Unified Threat Management」を略したもので、日本語では「統合脅威管理」あるいは「統合型脅威管理」と呼ばれています。
ファイアウォール、アンチウイルス、アンチスパム、Web(URL)フィルタリング、IDS(Intrusion Detection System/不正侵入検知システム)、IPS(Intrusion Prevention System/不正侵入防御システム)といったさまざまなセキュリティ機能を1つに集約することで、コストの低減を図りながら、システム管理者の負担を下げることができるのがUTMのメリットです。
なぜUTMが必要とされているのか?
企業ネットワークに対する脅威は年々増加しており、その手口も進化し続けています。
ネットワークの脆弱なポイントを見つけ出して、集中的に攻撃するマルウェア(不正プログラム)もますます巧妙になっています。これらの脅威に対して対抗していくためには、不正アクセスをブロックするファイアウォールだけでは不十分です。
ファイアウォールと併せて、アンチウイルスやアンチスパム、Web(URL)フィルタリング、IDS/IPSなど駆使することで、包括的なセキュリティ対策を行っていく必要があります。そこでUTMが必要とされているのです。
UTMとファイアウォールとの違い
UTMはファイアウォール以外のさまざまなセキュリティ機能を統合的に扱うため、何重もの脅威判定でネットワークを守ることができます。つまり、ファイアウォールだけでは検知できない脅威に対して、UTMなら対処できる可能性があるのです。
- セキュリティ専任者がいない企業
- 経営規模の小さい企業
- 知財が競争力の源泉となっている企業
- 多くの顧客情報を扱う企業
如何でしょうか。以上が、「インターネットにおけるセキュリティ対策が必要な理由とその対策方法」になります。
対策4まではやってる企業様が多いですが、それでも足りないような現状です。対策5のUTM導入は社内にセキュリティ管理者がいない中小零細企業様にお薦めです!
日々これからも、安全にまた楽しくインターネットを活用するために、セキュリティ対策が必要な理由を再認識し、ご自身あるいは周りの方の対策方法を再確認してみては如何でしょうか!?