知って得をする!複合機(コピー機)の便利な機能!
皆さん、複合機の便利な機能ご存知ですか??
「複合機」は名前の通り、複数の機能が合わさったオフィス機器です。印刷(プリントアウト)、コピー、スキャン、FAXといった機能はもちろんですが、この他にも本当に様々な便利機能が搭載されております。
今日は、その機能をご紹介しますので、この機会に知っていただけたらと思います。そして、これから複合機をご検討の方、あるいは今複合機(コピー機)を使用している方のご参考になればと思います。
クラウド連携
コピー機で電子化した文書をクラウドに保存して共有・管理する機能
複合機からスキャンしたデータを、クラウドツールやアプリを通して簡単にアップロードして保存する機能です。スキャンされた文書はお使いのタブレット・パソコン・スマートフォンから検索・閲覧できるようになります。また、クラウド上に保存してあるデータを直接印刷(プリントアウト)することも可能です。
こんな方におススメ!!
書類や資料の取り扱いが多く、外部での使用頻度が高い!
大切な書類や資料をデータ化して保存することで、管理がスムーズになり、コスト削減であるペーパーレスを実現します。また、大量の書類や資料を持ち歩くことが一切なくなるのでとても便利です。さらには、USBなどに入れて持ち運ばなくても効率的且つ、あってはならない紛失の恐れがないため安心にデータを閲覧・プリントできます。
製本印刷
印刷物に対して、折りやホチキス留めを行ってくれる機能
会議等で使用する際、印刷物に対し当機能を使用すると、自動で折り・ホチキス留めを行った状態で出力してくれます。
こんな方におススメ!
大量のコピーをすることが多く、その後に全て手作業(印刷物を折る、ホチキスで止める)で行っている!
配布用や会議等の大量の印刷物に対して、時間と労力を取られていた作業がなくなり大幅な時間短縮につながります。
FAXのPDF変換
FAXをコピー機のスキャン機能で読み取り、データ化(PDF)できる機能
複合機(コピー機)のスキャン機能を使いデータをPDF形式に変換することで、どのOSでも閲覧できるようになります。PDFファイルなら受け取る側によるどんな環境のパソコンでもファイルを開くことができます。また、データ化によって閲覧や印刷が可能なので、現在のビジネスで広く使われています。
こんな方におススメ!!
外出先や在宅勤務など、あらゆる状況でも受信したFAX文書を確認したい!
受信文書をPDFに変換してメールやパソコンのフォルダなどにデータとして送信・保存できるので、ペーパーレスによるコスト削減も期待できます。
割り込み印刷
現在動作中の印刷作業を一時停止させて、新しい印刷作業を割り込める機能
突発的に発生した際や、至急のコピーが必要な時にとても便利です。ほんの数枚だけコピーしたいけど、大量コピー中でなかなか印刷が終わらない」といった状況においては、待つことよりも割り込み機能を使うことよって作業がスムーズに行えます。
こんな方におススメ!
一度に大量コピーをすることが多い!
1つの作業がコピー機をずっと占領していることありませんか?そんな状況でも割り込んでコピー機をつかえるこの「割り込み機能」は大変便利です。
針なしとじ
ホチキスのような金属の針を使うことなく、印刷物をとじることが出来る機能
用紙圧着方式なので針なしとじで止めた書類は、ホチキス留めと異なり重ねてもかさばらないので大変好評です。また、ホチキスを外すことなく、そのままシュレッダーにも通せるので書類廃棄の効率もあがります。
こんな方におススメ!
部数にまとめたいが、かさばるのは困る!
当機能を使用すればかさばることなく、消耗品が不要であるためコスト削減にも繋がり環境にも優しいです。
ユーザー・ICカード認証システム
コピー機の不正使用を防ぐために、登録された使用者のみが使えるようにする機能
「ユーザー・ICカード認証システム」は、印刷をICカード利用者のみに制限したり、いつ誰がどのデータを出力したのかを情報収集することが可能です。また、印刷物の取り間違えや置き忘れ、データの不正持ち出しなどの情報漏洩対策としても活用できます。
こんな方におススメ!
部外者の出入りが多い場所に複合機を設置している!
情報漏洩と言われる中には「紙」によるものも多いというのはご存知でしたか?パソコンのセキュリティは気にしているけど、複合機(コピー機)はしていない!なんてことはないように、「ユーザー・ICカード認証システム」のご利用をおススメします。
誰かが持って行ってしまったり、印刷物をうっかり置き忘れたりなど、常に情報漏洩のリスクは日常に潜んでいます。
スタンプ機能
印刷時に「社外秘」等のスタンプを印字出来る機能
印刷物に対して、印刷時に既存のスタンプや任意文字のスタンプ印字が自動で可能です(例:「㊙」「CONFIDENTIAL」「COPY」「DRAFT」「社外秘」」「コピー禁止」等)。
また、スタンプのサイズや配置、カラーも調節ができるので、用途に合わせ使い方が選べます。
こんな方におススメ!
重要書類の取り扱いが多い!
このスタンプ機能を使用すれば、その場で印刷時に印字可能であり、また社員のセキュリティ意識を高める効果もあります。
地紋印字コピー
「コピー禁止」文字を浮かばせて、書類の不正コピーを防止するための機能
「地紋印字コピー」とは、重要な書類に「コピー禁止」などの牽制文字を浮かばせ不正コピーを抑止します。
こんな方におススメ!
機密文書の情報流出を防止したい!
文書や書類の中には、持ち出しや複製禁止のものなど機密文書があると思います。その大切な文書や書類が、いつどこで流出してしまうか分りません。それは保管状況も大切ですが、文書そのものをオリジナルのもの、地紋印字があるものにしておくのがセキュリティ対策として、とても有効な手段の一つです。
リテンション・ドキュメントファイリング
データを複合機内蔵のハードディスクに保存し、複合機の操作のみで簡単にプリントできる機能
プリントデータを複合機(コピー機)本体内蔵のハードディスクに保存しておき、そのデータが必要なときはパソコンを使用せずに、複合機の操作パネルからプリントアウトが可能です。頻繁にプリントする機会が多い定型のデータなどは、ハードディスク内に保存しているととても便利です。
こんな方におススメ!
よく同じ文書や書類をプリントアウトする!
発注用紙やパンフレット、またより使用頻繁が高いものなどプリントアウトする機会が多いデータがある場合は、当機能が大変便利です。わざわざ自席に戻ってパソコンから印刷するよりもずっと効率的です。
指定範囲消去コピー・枠消し
指定した領域を消去してコピーすることができる機能
原稿を辺ごとに消去する幅を設定し、周囲4辺を同じ幅で消去できる機能です。パンチ穴の影、原稿の影、ファックスの上部・下部に印刷されている受信記録などを消すときにも大変便利です。また、厚手の原稿や書籍の見開きをコピーしたときに影を消すのにも役立ちます。
こんな方におススメ!
キレイな状態で資料を人に渡したい!綺麗に印刷し直してファイルに保管したい!ホッチキスで留められた箇所や、パンチの穴が空けられていた箇所を消去し、最初からなかったかのように綺麗に印刷ができとても便利です。
印刷履歴・記録
印刷履歴を一定期間記録し、印刷者や枚数などの情報を管理することができる機能
「印刷履歴・記録」は、基本的に複合機(コピー機)に備わっている機能であり、過去の印刷情報や印刷履歴を一定期間記録するものです。
※複合機(コピー機)の機種により、記録される件数も情報量もそれぞれ異なります。
機種によっては、所有者・ドキュメント名・アカウント・ステータス・印刷部数や印刷モードまで履歴で全て確認できます。
こんな方におススメ!
月間印刷枚数がどのくらい印刷したのかを把握したい!
機種によっては、累計印刷枚数をカウントしてくれる、カウンタを搭載しているものもあります。よって月にどれくらい印刷しているのかを把握することで、保守体制の見直しができたり、コスト削減に対して意識を向けることもできます。
追跡情報印字プリント
文書情報を不正に持ち出した実行者の追跡ができる機能
システム設定にて、この機能をONにすることで常に印刷日時やユーザー名などをページの上部と下部に印字ができます。ジョブログと紐付けることで、いつ誰が何を印刷したのかなど情報を追跡することができ、不正コピーやスキャンなどを抑止できる効果があります。
こんな方におススメ!
機密情報を取り扱う機会などが多く、情報流出の防止をしたい!
追跡情報印字プリントで印字できるデータは、印刷日時やユーザーの他に細かく時刻やコピー機本体のシリアル番号、アカウントジョブIDなどです。情報管理体制が厳しい場所においては、よくこの機能が活用されています。
事実、「紙」からの情報漏洩も多い中、さまざまな所でこのようなセキュリティ対策にとても関心が高まっています。
カスタムイメージ
登録した画像を原稿と合成してコピーできる機能
ユーザーが用意したイメージ画像を複合機(コピー機)に取り込むことで、原稿と合成させ印字する機能です。なお合成したい画像は、あらかじめプリンタードライバーから複合機(コピー機)に内蔵されているハードディスクに登録しておく必要があります。
イメージ画像やロゴのサイズ、配置場所は、複合機(コピー機)本体で調整することができ、資料の好きな場所に合成することができます。
こんな方におススメ!
ロゴをいれるなどしてオリジナル文書を作りたい!印刷物のロゴを統一したい!
コーポレートロゴや社名など、配布や提出する場合に統一がありオリジナル性のあるものだとイメージも上がります。
ポスター印刷(拡大連写)機能
1ページのプリントデータを拡大し分割してプリントすることができる機能
1ページを拡大し、複数枚の用紙(例:4枚/2×2、9枚/3×3、16枚/4×4)に分割してプリントしてくれます。
こんな方におススメ!
ポスター製作費用を削減したい!
社内の実績表、成績表を大きなサイズで作りたい!この機能を使用すれば、誰でも自身にて簡単に大判ポスターが作れます。またこれにより、作業にかかる時間・手間・コストの削減にも繋がります。
ソート機能
原稿を順番通りに印刷してくれる機能
通常は、ページごとに人数分印刷してその後順番に並べていくという作業が必要になりますが、ソート機能を使えばその手間が省けます。
こんな方におススメ!
資料を何枚も印刷する!順番に並べる作業に時間が取られている!
このソート機能と上述の製本機能を使用すれば、印刷物が出力されるのを待つのみで、人にて行う手作業は発生しません。時間と手間を省け、一石二鳥です。
その他にもさまざまな便利機能があります。
蛍光ペンモード機能 | 印刷時に写りづらい蛍光ペンの文字やラインを可能な限り再現してくれる |
裏写り防止機能 | うすい原稿を読み込む場合、裏面の印刷が写り込まないように、うら写りのみを除去してくれる |
両面印刷機能 | 読み取った内容を、紙の裏表にする印刷を自動的にしてくれる |
集約機能 | 複数のページを1枚の用紙に均等に割り付けてプリントすることができる |
ブックレット印刷 | パンフレットなどの見開き原稿を、見開きの2ページ毎に原稿台に載せて読み取れば、できあがったコピーを2つ折りにすると中とじの冊子になる |
OCR機能 | 手書き文字や領収書、名刺などの印刷物の画像を、デジタル文字として取り込んでくれる |
混載原稿 | 異なるサイズの原稿を一度に印刷する |
傾き補正機能 | 原稿が傾いていても、傾きを検知してまっすぐ印刷してくれる |
以上ここまで、複合機(コピー機)の便利な機能をご紹介しました。
いかがでしたか?
すでにご存知の機能や、えっそんな機能もあるの!というのもあったかもしれません。また知らなかった機能については、今まで「時間をとってしまっていた」 「人員を割いていた」 「コストがかかっていた」なんてこともあるかもしれませんね。
本コラムで複合機(コピー機)に対する意識や関心度が上がっていただけたら幸いです。そして、複合機(コピー機)はその使い方次第で、「業務効率の改善」 「コスト削減への期待」 「情報漏洩への防止策」 が可能であることがおわかりいただけたらなお幸いです。
※機能説明については、全てが標準設定ではなく、有料によるオプション機能も含んでおります。
※機能名・設定等はメーカーや機種により異なります。
※記載した機能が全てではありません。
ファミリアではオフィス機器導入で業務効率化を図りながら、コスト削減にも注力しております。
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